2013年1月28日月曜日

第一類医薬品とか第二類医薬品とか第三類医薬品とか違いは一体何だ?

花粉症の薬として有名なのはクラリチンとアレグラだが、この眠くならない花粉症対策薬の
二大巨頭の一角、アレグラがついに市販薬になったらしい。
http://www.allegra.jp/top.html

で、気になったのが第一類医薬品という言葉。ガスター10とかもCMで「薬局で薬剤師の説明・・」
とかうるさく言っていたのでこれも第一類医薬品なんだろうが、そう言われてもいまいちわからない。

ということで調べてみた。まずはwikipedia。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%80%E8%88%AC%E7%94%A8%E5%8C%BB%E8%96%AC%E5%93%81

目次長っ・・この時点で読む気無くすわ。
ひと通り読み込んだことをまとめると、効果効能・副作用ともに
第一類医薬品>第二類医薬品>第三類医薬品
となっているようで、効果効能・副作用ともに強い第一類医薬品については販売に関する規制やら
決まり事が多いということのようだ。具体的にそれぞれをまとめると

▼第一類医薬品
薬剤師のみが販売できる薬で副作用リスクが高いもの。
主にスイッチOTCという医療用医薬品の中で副作用が少ないものを一般用に認可した薬や、
ダイレクトOTCという国内で医療用医薬品としての実績がないものを一般医薬品として認可した薬が
多く該当する。
有名な薬としては
・リアップ(発毛剤)
・ロキソニン(痛み止め)
・ガスター10(胃腸薬)
・アレグラFX(花粉症対策薬、抗ヒスタミン薬)
など。
上記の経緯から効き目や副作用が強いものが多いので、「薬剤師による積極的な情報提供」が
販売時の義務になっている。書面での情報提供が必須であったり、広告では
「この医薬品は、薬剤師から説明を受け、使用上の注意をよく読んでお使いください」
という表示が必須になっていたりする。

▼第二類医薬品
薬剤師か登録販売者が販売できる薬で比較的副作用リスクが高いもの。
店頭での対面販売が前提で、ネット販売などの通信販売は不可。
販売者による情報提供は努力義務がある。
有名な薬としては
・パブロン(風邪薬)
・コーラック(便秘薬)
・太田胃散(胃腸薬)
・バファリン(解熱鎮痛剤)
など。

▼第三類医薬品
薬剤師か登録販売者が販売できる薬で比較的副作用リスクが低いもの。
ネットなどでの通信販売も可能。
販売者による情報提供の義務は特に無し。
有名な薬としては
・ハイチオールC(二日酔い対策薬)
・ショコラBB(肌荒れ対策ビタミン剤)
・アリナミンEX(疲れ・肩こり対策薬)
・マキロン(きず薬)
・サロンパス(肩こり・腰痛対策貼り薬)
など。

それぞれのカテゴリーの例を見るとまるわかりで、乱暴に分ければ
第三類医薬品はビタミン剤の類で登録販売者ならネット販売もできる、
第二類医薬品は風邪薬や胃腸薬などのいわゆる「薬」で登録販売者(か薬剤師)が対面販売をする、
第一類医薬品は元医療用医薬品などの強力な薬で薬剤師のみがきちんと説明をして対面販売をする、
というニュアンスで捉えておけばよさそう。

ちなみに医薬品のネット販売に関してはケンコーコムが裁判をしていたようで、2013年1月11日の判決で
上記第一類医薬品、第二類医薬品ともにネット販売ができるようになったとのこと。
http://www.kenko.com/info/notice/otc/otc_type.html

アレグラがネットで買えるってすごいな・・耳鼻科に行く必要がないじゃないか。

アレグラFX 28錠
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